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2018年11月22日掲載

放射線部門の取り組み

当放射線科は各診療科医師の依頼によりX線写真の撮影やMRI検査を実施して、画像情報の提供を行っている診療放射線技師の組織であります。

X線検査はフルデジタル化となっており、被ばく線量の適正化をはかるとともに、MRI検査の即時対応等医療サービスの向上にも努めております。

また、脳卒中の診断において画像診断は欠かすことのできない重要な検査であり、24時間受け入れ体制を実施している宮城病院の方針に添って放射線技師も24時間対応しております。

そのほか、近隣の医療施設との提携により、保有装置のオープン化も実施し、広く有益な画像情報の提供を行っています。

診療機器・機材

X線撮影、検査装置


  • KXO-80G(東芝)
    1999.10.12
    胸部撮影、一般撮影

  • KXO-50G(東芝)
    1997.11.14
    一般撮影

  • Sonialvision100(島津)
    2002.08.27
    X線TV

  • OPESCOPE PLENO
    2011.04.18

  • Sirius Star Mobil(日立)
    2006.03.31
    ポータブル撮影

  • KX-60(朝日)
    1999.03.31
    定位脳手術用

X線CT装置


  • Aquilion16(東芝)
    2008.08.30
    マルチスライスCT

MRI装置


  • SIGNA Arist 1.5T(GE)
    2019.04.15

核医学検査装置


  • BRIGHTVIEW X
    2012.03.27
    2検出器、フルデジタルガンマカメラ

画像処理機器


  • FCR Speedia CS(FUJIFILM)
    2010.08.30
    一般撮影

  • FCR Velocity U(FUJIFILM)
    2010.08.30
    一般撮影(立位)

  • FCR XL-2(FUJIFILM)
    2010.08.30
    一般撮影

  • AZE VirtualPlace 風神
    2012.03.15
    3Dワークステーション

歯科用X線撮影装置


  • OX-S5X(長田)
    1989.02.03
    デンタル

  • コンピュレイ(ヨシダ)
    2002.08.27
    デンタルデジタル処理

  • Veraviewepocs(森田)
    2005.03.17
    パノラマ、セファロ

スタッフ

医療画像あれこれ

MRIについて

MRI(エムアールアイ:Magnetic Resonance Imaging)は人体を強い磁石(磁場)の中に置き、そのような特殊な状態で電波をあてることにより発生する人体からの微弱な信号を画像に変換し病変等を見つけ出す装置です。

画像はあらゆる方向の断層画像として撮影できます。同様の断層画像といいうことでCTとの違いを問われることも多いのですが、CTは人体組織内のX線の減弱の程度を断層画像として変換しているのに対し、MRIは人体組織内の水素原子核(プロトン)の状態を様々な信号のとらえ方で画像化していて、撮影手法によって組織のコントラストも様々に変化します。そのように様々な画像の提供ができることにより、一般的にはMRIの方が病気の診断に優れているといわれる傾向がありますが、病態、診断内容によってCT検査の方が優れていることがあり、専門的知識により装置、検査内容が選ばれることとなります。

MRIは人体を強い磁場の中に置き、電磁波照射をするため幾つかの制限事項があります。
 
MRI検査を受けられない方
場合によっては検査が受けられない方(事前に情報の確認が必要です)
検査の際画質維持のため、また、故障の原因となるため持ち込んではいけないもの

検査に際し安全を確保をするため外来とMRI検査室にて上記項目の制限事項に関しダブルチェック体制を敷いております。ご理解とご協力をお願い致します。

また、上記金属類をはずしていただければ通常、脱衣・更衣の必要はありませんが検査内容によっては更衣が必要になる場合もあります。その場合は専用ガウンを用意してあります。金属類取り外しは等の準備は検査準備室にて行っていただきますが、検査準備室には鍵付きのロッカーを用意してありますので、貴重品の保管、専用ガウンに着替えの際ご利用いただけます。

検査は装置内部の円筒状の狭い空間で行われます。検査中は装置から大きな音と振動が発生します。音を和らげるためヘッドフォンをあてていただきます。

検査時間は内容によって違いはありますが外来初診時の短い10分ほどのものから精査目的の30分以上に及ぶものまであります。また、外来診療の場合、はじめに実施したMRI検査の結果から検査が追加されることがあります。

検査中具合が悪くなった場合は声を出して知らせていただければ聞こえる様になっていますし、操作室からオペレータ技師が目視および監視カメラにより観察を行っています。また必要に応じて呼吸、脈波センサー、緊急連絡器具等の使用をいたします。
 

医療画像のデジタル化って何?

宮城病院放射線科の提供する画像はすべてデジタル画像です。
デジタル化する前の状態はフィルムに直接X線や光をあて画像を作成していましたが、デジタル画像ではX線や光の強さを感じ取るセンサーを配置し、そのセンサーがその強度を数字で出力し、コンピュータがその強度に応じて画像を作成しています。このことは一般的な写真の世界にも置き換えられます。銀塩系の写真ではカメラの中でレンズを通した映像がフィルムに投影され、現像処理によりネガフィルムができあがり、そのネガフィルムをプリントして写真として見ていました。デジタルカメラでは映像をCCDセンサーがデジタル信号として処理して画像データを作成しメモリーに蓄えます。その蓄えた映像は画面でも見ることもできますし、プリンターから出力すれば今までの写真と同様に見ることもできます。

医療画像のデジタル化においても、今まで通りのフィルムとして観察も可能ですが、画面上で診断目的に応じて濃度、階調調整を行うことも可能です。また、データベース化により画像検索の高速化、電子カルテへの対応という将来性も高くなります。

また、デジタル画像においてはセンサーの高感度化、処理プロセスの最適化等により、より少ない放射線量で画像の提供が可能となり被ばく線量の低減をはかることができます。